第57回 機器分析講習会
主催 (公社)日本分析化学会関東支部
協賛 (公社)日本化学会 他
第3コース: 異物分析の基礎と実際
異物分析は,食品,製薬などの人の中に取り込まれるものをはじめ,工業製品においては,製品の品質に関わるものから商品の見映えや色合い,不具合の解析など多くの産業で重要となってきております。
なかでも食の安全に対する関心は,ますます増大しており,生産者側も原材料の調達から製品の運搬に至るまで,さまざまな品質検査を経た安全で安心な食品の供給がこれまで以上に市場から要求されています。品質検査の中でも,食品の異物分析は混入した「異物」の原因や内容が多種多様であることから,その分析は「手探り」になることが多く,食品の異物分析の現場では,その試行錯誤に多大な労力を要している実状があります。
本講習会は,食品などはじめとした各種の異物分析に携わる方々を対象とし,異物分析の基本を学ぶとともに,多くの事例を用いた解説により実践的な知識が得られるように企画しました。
第1部では,食品などの異物分析において最先端でご活躍されている講師が豊富な経験に基づく異物分析のノウハウ及びその解析事例を挙げ,実践的かつ応用的な内容を中心に講義を致します。
第2部では,異物分析に利用されることの多い二機種の分析装置の原理・選定方法に関する基礎的な内容,便利な前処理装置、測定装置などを実際の操作も交えご紹介します。
講習会参加者の日頃の疑問にも十分にお応えできる体制を整えていますので,是非,基礎の再確認と実務の問題解決にご活用下さい。
期 日 11月16日(水) 10:00〜18:30
会 場 (株)島津製作所東京支社 2階イベントホール〔東京都千代田区神田錦町1-3,電話:03-3219-5588(グローバルマーケティング部),交通:@小川町駅(都営新宿線),新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線),淡路町駅(東京メトロ丸ノ内線)下車徒歩6分,A神田駅(JR山手線)下車徒歩12分,アクセスマップ
http://www.an.shimadzu.co.jp/general/contact/map/tokyo.htm〕
内 容
開会挨拶 日本分析化学会関東支部副支部長 (横浜薬科大学) 望月 直樹
<第1部> 各研究所における具体的な解析事例
1. 食品メーカーにおける異物分析の実際
(キユーピー(株))宮下 隆
2. 食品・ゴム・プラスチック中の異物分析手法と具体的な事例
((一財)化学物質評価研究機構)渡邊 智子
<第2部> 異物分析に利用される分析機器の基礎と測定
3. 「装置の原理と構造,分析の留意点:フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR),蛍光X線(EDX)」
((株)島津製作所) 鈴木 康志,中村秀樹
「試料前処理および測定装置について」
((株) エス・ティ・ジャパン) 安田 憲生
4. 総合討論 (東京薬科大学 袴田 秀樹,星薬科大学 岩崎 雄介)
5. 情報交換会
受講料(テキスト代,昼食代を含む): 会員20,000円,会員外25,000円。
参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご承知おき下さい。
募集人員 40名(先着順)
申込方法 日本分析化学会 関東支部のホームページをご参照ください。
お申し込みは原則11月11日(金)まで http://www.jsac.jp/~kanto/
申込先 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号
(公社)日本分析化学会関東支部 機器分析講習会(第3コース)係
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,E-メール:kanto@jsac.or.jp〕