第55回 機器分析講習会
主催 (公社)日本分析化学会関東支部
協賛 (公社)日本薬学会、(公社)日本食品衛生学会、(公社)日本農芸化学会、
日本質量分析学会、日本農薬学会
第3コース: MSの分析化学への活用に関する基礎講座
毎日のように数多くの化学物質が生産される今日においては,市場に流通する化成品,食品,医薬品などの品質や安全性について厳密な保証が要求され,製品中の主成分以外の微量成分組成や,製造・流通・保管の過程で生成・分解・混入してくる異物や不純物の管理を含めたトータルでの品質保証体制を確立することが重要になっています。一方で,産業活動の結果放出される環境中の化学物質の管理・規制も年々強化されており,土壌・大気・河川水などに含まれている化学物質の微量分析の重要性がますます増しています。しかしながら,これらの微量成分の原因や内容が多種多様であることから,その分析は「手探り」になりがちで,その試行錯誤に多大な労力を要している実状があります。
本講習会は,質量分析装置を用いた分析化学に携わる方々を対象とし,質量分析に基づく分析化学の基本を学ぶとともに,多くの事例を用いた解説により実践的な知識が得られるように企画しました。すなわち,第1日目は講義形式で,質量分析に基づく各種分析装置の原理・使用方法に関する基礎的な内容を取り扱います。さらに,第2日目は実習形式で,GC/MSおよびLC/MS/MSを取り上げ実際にデモンストレーションを行いながら,実践的かつ応用的な内容を中心に講義を致します。第1日目の講義のみの受講,または第1日目講義と第2日目実習の両日受講のどちらかでの申し込みが可能です。
講習会参加者の日頃の疑問にも十分にお応えできる体制を整えていますので,是非,基礎の再確認と実務の問題解決にご活用下さい。
期 日 11月4日(火)〜5日(水) 10:00〜18:00
会 場 (株)島津製作所東京支社 2階イベントホール〔東京都千代田区神田錦町1-3,電話:03-3219-5588(グローバルマーケティング部),交通:@小川町駅(都営新宿線),新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線),淡路町駅(東京メトロ丸ノ内線)下車徒歩6分,A神田駅(JR山手線)下車徒歩12分,アクセスマップ
http://www.an.shimadzu.co.jp/general/contact/map/tokyo.htm〕
内 容
<講義>第1日目
(1) 総論:質量分析の概要
((独)産業技術総合研究所)津越敬寿
(2) 各論:GC/MS —基礎から環境汚染物質の分析まで—
((独)産業技術総合研究所)羽成修康
(3) 各論:LC/MS —基礎と定量分析への応用—
((独)産業技術総合研究所)絹見朋也
(4) 各論:MALDI-TOFMS —試料調製のコツからマススペクトルの読み方まで—
((独)産業技術総合研究所)佐藤浩昭
(5) 各論:ICP/MS —装置を使いこなすための基礎知識—
((独)産業技術総合研究所)稲垣和三
(6) 全体討論・質疑応答
((独)産業技術総合研究所)津越敬寿
(7) 情報交換会
<実習>第2日目
(1) 全体説明
(2) 実習:GC/MS vs LC/MS/MS 残留農薬分析7番勝負
((一財)残留農薬研究所)坂 真智子
((一財)化学物質評価研究機構)和田丈晴
(3) 全体討論・質疑応答
((独)産業技術総合研究所)津越敬寿
受講料(テキスト代,昼食代を含む):【講義のみ受講】会員20,000円,会員外25,000円,
【講義と実習の受講】会員30,000円,会員外40,000円。
2 日目の実習は定員に達しました。ご参加いただきました方々に御礼申し上げます。
参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご了承下さい。
募集人員 第1日目:60名 (募集を継続しています)
第2日目:16名(定員になり次第締め切ります)
2 日目の実習は定員に達しました。ご参加いただきました方々に御礼申し上げます。
申込方法 参加希望者は,@氏名,A勤務先(住所・所属部署・電話番号・E-mailアドレス),B受講区分[講義のみ受講/講義と実習の受講],C会員区分[会員(協賛学会会員も含む)・会員外],D質量分析の経験年数,Eその他連絡事項 を明記のうえ,E-mailまたはFAXにより下記宛へお申込み下さい。折り返し請求書,振込依頼書及び会場案内図等をお送りします。
詳細はこちらのチラシもご参照ください。
申込先 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号
(公社)日本分析化学会関東支部 機器分析講習会(第3コース)係
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,E-メール:kanto@jsac.or.jp〕