第51回機器分析講習会
主催 日本分析化学会
第3コース:機器分析による異物・不純物分析の基礎と実際
科学技術全盛の今日においては,莫大な数の新規化合物のリストが日々更新され続けており,その内の一部の化合物は化成品や医薬品の主成分として様々な製品形態で市場に流通しています。また、これらの製品は開発段階での厳しい試験項目をクリアするだけでなく,市場流通後も消費者の厳しい目にさらされており,主成分以外の微量成分組成や,製造・流通・保管の過程で生成・分解・混入してくる不純物や異物の管理も含めたトータルでの品質や安全性の保証が求められています。
「異物」や「不純物」は原因も内容も様々ですからその分析方法に王道はありませんが,「試料を適切に取り扱い,最適な分析方法を選択し,機器の特徴や性能を最大限に発揮させる」という分析の基本は同じであり,分析実務の担当者は基礎知識を増やして色々な実例を知ることでさらに応用力を身につけていくことができます。
本講習会では,化学製品や医薬品,食品中の異物や不純物の分析に際して,最適な分析機器を最も有効に使いこなすコツを学んでいただきたいと考えています。講師には各分野の最先端でご活躍されている先生方をお迎えし,豊富なご体験に基づいたわかりやすい講義をして頂きます。また,講習会参加者の日頃の疑問にも十分にお応えできる体制を整えていますので,是非,基礎の再確認と実務の問題解決にご活用ください。
会 場:(株)島津製作所 東京支社 2階 イベントホール
〔〒101-8448
交通:@都営新宿線(
AJR
案内図: http://www.an.shimadzu.co.jp/general/contact/map/tokyo.htm
日 程 10時 〜 17時
講 義
挨 拶 (日本分析化学会
(1) 食品・ゴム・プラスチック中の異物分析手法と事例
((財)化学物質評価研究機構)渡邊智子
(2)
医薬品中の有機不純物分析〜安全で高品質なくすりを世に出すために〜
(第一三共梶j村上智教
(3)
バイオ医薬品における不溶性異物・凝集体〜同定プロトコールの紹介,及び生成予測法の提案〜
(TKYクリエイト)吉森孝行
(4)
医薬品の品質確保における分析技術−規格試験とProcess Analytical Technology(PAT)における機器分析−
(国立医薬品食品衛生研究所)坂本知昭
(5)
食品中異物の各種分析例のご紹介
(鞄津製作所)西埜 誠
* 講義の途中で装置見学を行います。
受講料(テキスト代,昼食代を含む) 会員(共催学会会員を含む)20,000円,会員外
25,000円。参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご承知おき下さい。
募集人員 60名(定員になり次第締め切ります)
申込方法 同封の申込書をFAX,またはE-メールにてお申し込み下さい。折り返し
請求書,振込依頼書及び会場案内図等をお送りします。
申込先 〒141-0031
社団法人 日本分析化学会
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,E-メール: