第50回記念機器分析講習会
第3コース: LC/MSの基礎と実際
—医薬品分析と食品分析のために—
LC/MSは定性分析と定量分析を同時に行うことのできる計測手段として,特に医薬および食品分析の領域では,無くてはならない分析法となっています.医薬分野では,製造時の分解物および不純物の同定や,生体での代謝物の高感度定量などさまざまな領域で利用されています.また食品分野では,食品への残留及び混入農薬の同定と定量のための多成分一斉分析など,その特性をいかして,多様な活用がなされています.
本講習会では,医薬品と食品の両分野において,LC/MSを有効に使いこなすコツを学んでいただきたいと考えています.講義の講師には,この分野の最先端でご活躍されている先生方をお迎えし,講習会参加者の日頃の疑問などにも十分にお応えできる体制を整えていますので,是非,基礎の再確認と実務の問題解決にご活用ください.
なお,昨年度は実習として行いました(4),(5)については,具体的な手法を含めた実践的な内容の講義としてありますので,実際の分析現場でお役にたてるかと思います.
奮ってご参加下さい.
会 期 2009年7月31日(金)
会 場 鞄津製作所東京アプリケーション開発センター〔神奈川県秦野市堀山下380-1,電話:0463-88-8660,交通:小田急線「渋沢駅」(新宿から急行で75分) 下車徒歩で約20分〕案内図 http://www.an.shimadzu.co.jp/general/csc/t-csc.htm
日 程 10時〜17時
講 義
挨拶 日本分析化学会関東支部長 渋川雅美
(1) LC/MSの特徴とその活用 〜はじめてLC/MSを利用される方へ〜
(鞄津製作所)八巻 聡
(2) 医薬品分析におけるLC-MSの活用 〜不純物の構造解析を中心に〜
(第一三共梶j村上智教
(3) 食品分析におけるLC/MSの活用 (都健康安全研究センター)永山敏廣
(4) LC/MSを用いた食品中のアミノ酸分析
(味の素(株)ライフサイエンス研究所)水越利巳
(5) LC/MSを用いた多成分分析のためのメソッド構築 〜残留農薬等を例に〜
((財)化学物質評価研究機構)和田 丈晴
*講義の途中で装置見学を行います。
受講料(テキスト代,昼食代を含む) 会員(共催学会会員を含む)20,000円,会員外25,000円。参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご承知おき下さい。
募集人員 40名(定員になり次第締め切ります)
申込方法 同封の申込書をFAX,またはE-メールにてお申し込み下さい。折り返し
請求書,振込依頼書及び会場案内図等をお送りします。
申込先 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号
社団法人 日本分析化学会 関東支部機器分析講習会係
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,E-メール:hm_tanaka@jsac.or.jp〕