「ぶんせき」誌記事抜粋 ――― 企画関連(未完成版)

   データが多いため充分に編集しておりません.また、OCRによるテキスト化を試みておりますので一部に誤りがあります.

悪しからずご了承願います.

 

○1993年6月6・7日 やまと会議'93   cf. 第54討論会(茨城大)

「ぶんせき」 1993.1号

やまと会議'93(予告)

主催 日本分析化学会「分析21世紀基金」企画運営委員会

会期 6月6日(日)タ方(分析化学討論会終了後)〜 7日(月)12時

会場 いこいの村「涸沼(ひぬま)」〔茨城県旭村箕輪3606,電話:0291−7‐1171〕(宿泊も同じ)

概要 「やまと会議」は,1992年度に21世紀に活躍する分析化学研究者,技術者育成を目的として設立された,「分析21世紀基金」を利用する1993年度の企画です。本集会は,若手研究者・技術者が一堂に会し,分析化学の現状や将来についてざっくばらんに語り合うための集まりです。第1回「やまと会議」は昨年9月13・14日に奈良で開催されましたが,参加者の公募は行いませんでした。今回からは自由参加で行います。今回は関東地区の若手会員が実行委員会を組織し,水戸で開かれる第54回分析化学討論会終了後開催します。集会では,現在第一線でご活躍中のシニア研究者を数名ご招待し,講演していただいた後,講師の先生方も交え意見交換を行う予定です。

   本集会の詳細は,本欄を通じてご案内しますが,個別に案内をご希望の方は,下記連絡先まではがき又はFAXでお知らせください。なお,参加申込は随時受け付けます。

対象 分析化学に携わる若手の研究者,技術者

定員 60名(申込者が定員を超えた場合は,原則として先着順で受け付けますが,地域などを多少考慮させていただきます)

参加費 (1泊2食付,含懇親会,資料代)10,000円(予定)

参加申込締切 4月20日(火)

連絡先 〒376 桐生市天神町1−5−1 群馬大学工学部応用化学科 やまと会議'93実行委員会 角田欣一〔電話:0277−22−3181,内線421,FAX:0277−44−0825〕

 

○ 1993年10月5日 若手シンポジウム   cf. 10月5-7日 第42年会(広島大総合科学部)

「ぶんせき」 1993.8号

シンポジウム(一般公開) テーマ:宇宙,生命,未来 −分析化学21世紀への期待−

会場:広島大学総合科学部講義棟特別会場

日時:10月5日(火)13時30分〜17時  (年会第1日)

[シンポジウム] 宇宙,生命,未来;分析化学21世紀への期待

1.分析化学のさらなる発展に向けて  (東大生研)二瓶好正

2.趣旨説明  (筑波大化)中井 泉

3.地球環境問題について (ハーパード大)○柳沢幸雄

4.地球,地球外生命探査法の開発 (三菱化成生命研)○河崎行繁

5.タンパク質と疎水効果 (長岡技科大工)○曽田邦嗣

コーディネーター:(名大工)野水 勉,(横国大工)小林憲正,(阪大理)樋上照男

コメンテーター:(岡山大工)伊永隆史,(国立環境研)柴田康行,(新日鉄先端技研)千葉光一,(星薬大)内山一美,(神大理)大堺利行,(北大工)斎藤 徹

 

○ 1994年6月5日 主題討論の一部を共催   cf. 6月 第55討論会(富山大)

「ぶんせき」 1994.5号

討論主題及び特別講演題目

  1. 簡便な分析法の開発をめざして

[特別講演] 1)自然を知るための観測手法 (島根大理)橋谷博

2)可溶性フィルターを用いる簡便な濃縮・定量法 (富山大理)田口茂

2.微量成分の高感度分析

[特別講演] 1)微量成分の高感度分析における諸問題 (名大工)原口**

2)超微量元素の標準化 (武蔵工大原研)平井昭司

3.生命と分析化学

[特別講演] 1)高次脳機能計測と分析科学 (日立中研)小泉英明

2)液液,液膜界面電荷移動ポルタンメトリー;界面反応,生体内反応解明のための新方法輪 (京大化研)木原*林

4.分離分析の新手法

[特別講演] 1)ミセル動電クロマトグラフィーにおける分離選択性の改善と新規擬固定相の開発 (姫路工大理)寺部 茂

2)液体クロマトグラフィーの高機能化・高性能化をめざして (岐阜大工)竹内豊英

 

○ 1994年10月12日 分析若手シンポジウム   cf. 10月13-15日 第43年会(九大・箱崎)

「ぶんせき」 1994.8号

主催 日本分析化学会「分析21世紀基金」企画実行委員会

期日 10月12日(水)13時30分〜17時

会場 九州大学国際ホール[福岡市東区箱崎6-10-1]

テーマ Intelligent sensing −触る・感じる・考える−

プログラム

センシングの場としての界面化学,分析化学に期待するもの (佐賀大理工)白浜啓四郎

味を測るセンサーの開発 (九大工)都甲 潔

食べ物の好き嫌いと栄養の関係 (新技術事業団)鳥居邦夫

参加賢 無料

照会先 〒812 福岡市東区箱崎6−10−1 九州大学農学部 下田満哉〔電話:092-641-1101,内線6387〕

 

 

○ 1994年10月12日 やまと会議’94   cf. 10月13-15日 第43年会(九大・箱崎)

「ぶんせき」 1994.8号

主催 日本分析化学会「分析21世紀基金」企画実行委員会

期日 10月12日(水)18時より

会場 リーセントホテル[福岡市東区箱崎2-52-1,電話:092-641-7741]

内容 −若手分析化学者の意見交換−

参加費 有料(実費)

問合先 〒812 福岡市東区箱崎6-10-1 九州大学農学部 下田満哉[電話:092-641-1101,内線6387]

  

○ 1995年5月11・12日 ミニシンポジウム   cf. 5月11・12日 第56討論会(大阪工業大)

「ぶんせき」 1994.11号

インホメーション ◆ 第56回分析化学討論会ミニシンポジウム

来年5月11・12日に大阪工業大学で開催される第56回分析化学討論会において,2件のミニシンポジウムが行われます。

その一つは,「界面のキャラクタリゼーション」です。固−液,液−液,気−固などの界面は,クロマトグラフィー,電気化学センサー,溶媒抽出などの様々な分析法において古くから利用され,その界面で起こる様々な化学現象について熱力学的な解明が相当深く進められてきました。一方,近年の分光学的手法の発展により,界面現象の分子レベルからの構造論的解明も急速に進んでおり,熱力学及び構造論の両方の立場からの包括的理解が必要になってきています。本シンポジウムでは,このような視点から界面を考え,新しい分析法のメディアとしての界面の可能性について討論したいと考えています。なお,このシンポジウムでは板谷謹悟(東北大工),荒殿 誠(九大理),酒井 敏(京大総合人間科学)の3氏に,それぞれの立場からの研究と「界面観」についての講演をお願いすることになっています。更に,一般の講演(30分程度の口頭発表)も行う予定ですので,奮ってご参加ください。

もう一つのシンポジウムは,「分析における定義」です。近年の分析手法の高度化と多様化は,社会的並びに学際的貢献をなす一方,分析に用いられる用語,数式,標準物質などについての認識に少なからぬ混乱を招いているのも事実です。このような混乱を解消し,新たなコンセンサスの形成を目指すことは,学会のアカデミックな活動として当然であるだけでなく,広く社会に開かれた学会としての社会的責務であると言えます。今回の討論会では,時間的制約により「検出と検定」と「ISEの選択係数」の二つのテーマに限って討論しますが,今後の分析化学討論会においても,このシンポジウムが継続的に開かれていくことを希望しております。なお今回は,企画者側から依頼する数人のパネリストによるパネルディスカッションを行いますが,一般からもコメンテーター(15分程度の口頭発表,内容に制限はありません)を募集しますので,奮ってご参加ください。

以上の二つのミニシンポジウムは,討論会実行委員会の承認を得て「分析21世紀基金」企画運営委員会が企画させていただきました。講演申込などの詳細については,本号のお知らせ欄をご覧ください。

[「分析21世紀基金」企画運営委員会]

 

「ぶんせき」 1995.3号

<ミニシンポジウム>

第1日(5月11日)

(2)分析における定義(a)検出と検定 座長 小島次雄(9.30〜11.30)

パネルディスカッション (阪府大・名大工・都工技セ・東大工・セイコー電子)宗森 信・河口広司・野々村誠・北森武彦・伊藤哲雅

応募講演: 機器出力ゆらぎの確率過程論と検出限界の推定(国衛試)○松田りえ子・林 譲・Russell B.Poe・佐々木久美子・斎藤行生

(2)分析における定義(b)lSEの選択係数 座長 木原*林(12.30〜14.30)

パネルディスカッション (東大理・横国大工・慶大理工・大工研)梅澤喜夫・垣内 隆・鈴木孝治・脇田慎一

応募講演: ISE用イオノフォアにおける溶液内平衡に基づくイオンの選択係数について(千葉大理・阪大工)○工藤義広・武田裕行・松田博明・木村恵一

(1)界面のキャラクタリゼーション 座長 寺前紀夫(14.30−15.30)

本シンポジウムの趣旨 (21世紀基金企画運営委員会)樋上照男

1M01 超高速光熱変換現象の計測に基づく電極表面のキャラクタリゼーションと反応追跡(東大工)○原田明・沈 青・澤田嗣郎

1M02 表面増強赤外分光による固液界面における水分子の挙動解析(北大触媒化学研セ・東北大工)○大澤雅俊・安宅憲一・四ツ柳隆夫

座長 大澤雅俊(15.30−16.20)

1M03 光導波路分光法による表面層の偏光スペクトル測定(物質研)○加藤健次・高津章子・松田直樹・阿澄玲子・松本睦良

1M04 光反射法及び電気化学水晶発振子マイクロバランス法による金電極/溶液界面への第4級アンモニウムイオンの吸着測定(東薬大薬)○荒井健介・楠 文代・川原元治・高村喜代子

座長 文珠四郎秀昭(16.20〜17.35)

1M05 表面SHG法による固−液界面における吸着色素分子の状態解析(東北大理)○内田達也・山口 央・寺前紀夫

1M06 フェムト秒レーザーを用いた第2高調波発生法による表面分子の配向状態分析(九大総理工)○井上高教・守口正生・小川禎一郎

1M07 非弾性電子トンネル分光法とX線光電子分光法によるテトラシアノキノジメタンの金属との相互作用に関する研究(鹿児大工)○肥後盛秀・福留義明・岩元寿朗・大園義久・鎌田薩男

座長 岡崎 敏(17.35〜18.20)

[特別講演] 電極表面科学(固液界面)の新展開(東北大工)○板谷謹悟

第2日(5月12日)

(1)界面のキャラクタリゼーション 座長 藤浪真紀(9.00〜9.50)

2M01 エチレン−ビニルアルコール共重合体の表面組成の環境依存性(理学電機工業)松尾 勝・○黒崎和夫

2M02 XPS測定におけるチャージアップ現象と中和(室蘭工大・アルパックファイ)○菖蒲明己・富塚仁・稲積 潔

座長 澤田嗣郎(9.50〜10.40)

2M03 斜入射・斜出射蛍光X線分析法によるAu-Si界面反応の解析(東北大金研)○辻 幸一・佐藤成男・広川吉之助

2M04 低速陽電子ビーム法によるイオン注入Siの注入元素と格子欠陥の挙動解析(新日鉄先端技研)○藤浪真紀

座長 尾関 徹(10.40〜11.25)

[特別講演] 界面膜の状態と状態変化;熱力学からのアプローチ(九大理)○荒殿 誠

座長 垣内 隆(12.30〜13.20)

2M05 Cu-Zn合金電析における正常共析と異常共析(阪市工研)○藤原 裕・榎本英彦

2M06 気・液界面のEXAFS解析(阪大理)○渡辺 巌

座長 横井邦彦(13.20〜14.10)

2M07 モデル化による金属酸化物表面水酸基のイオン交換機能のキャラクタリゼーション(北大工)○田村紘基・古市隆三郎

2M08 有機分子の吸着現象に立脚した無機質沈殿表面のキャラクタリゼーション(京大人間環境・京大総合人間)○堀 智孝・杉山雅人・丸尾雅啓・杉山裕子・金尾昌美・長井正博

座長 楠 文代(14.10〜15.00)

2M09 油水界面でのイオンの分配平衡に及ぼす水分子の役割(神大理)○緒方明子・上田忠治・大堺利行・姫野貞之・斎藤篤義

2M10 液液界面イオン移動のキネティクスと電気二重層構造(横国大工)○垣内 隆

座長 田村紘基(15.00〜15.50)

2M11 チオシアナト錯体の構造と非イオン性界面活性剤ミセルヘの分配(九大理)○梅林泰宏・石黒慎一

2M12 二酸化炭素の気液交換;界面における物質輸送と化学反応(紀本電子)○紀本岳志・紀本英志・宮野貴広

座長 堀 智孝(15.50〜16.35)

[特別講演] 界面不安定性と物質混合(京大総合人間)○酒井 敏

 

○ 1995年9月28日 シンポジウム   cf. 9月28-30日 第44年会(北大)

「ぶんせき」 1995.8号

シンポジウム

テーマ:21世紀の分析科学をめざして−ミクロ領域での分析科学−

日時:9月28日(木)13時〜16時45分

会場:北海道大学旧教養部G会場

<シンポジウム:21世紀の分析科学をめざして−ミクロ領域での分析科学−>

(13.00〜13.05)趣旨説明

座長 寺前紀夫(13.05〜13.55)

マイクロ分析化学へのアプローチ(北大理)○喜多村 *

座長 大堺利行(13.55〜14.45)

界面及びミクロ媒体を用いる分離化学の課題(阪大理)○渡会 仁

座長 北森武彦(14.45〜15.35)

オプティカルクロマトグラフィー;光の圧力による微粒子の分離(九大工)○今坂藤太郎

座長 野水 勉(15.35〜16.25)

固液界面におけるナノ質量測定(北大地球環境)○嶋津克明

(16.25〜16.45)総合討論

 

○ 1996年5月26日 若手ミニシンポジウム   cf.  5月25・26日 第57討論会(愛媛大工学部) 

「ぶんせき」 1995.12号

若手ミニシンポジウム

企画:「分析21世紀基金」企画運営委員会

<21世紀の分離化学をめざして>

「特別講演」

1)高性能分離分析法としてのキャピラリー電気泳動の現状と展望(姫路工大理)大塚浩二

2)レセプターシグナリングの分析化学的展開;脂質二分子膜界面を中心として(東大大理)菅原正雄

3)テーラーメイド分子認識高分子への挑戦;モレキュラーインプリンティング法の可能性(広島市大情報科学)竹内俊文

* 若手ミニシンポジウムについては,本号のロータリーインフォメーション欄も参照ください。

「ぶんせき」 1996.4号

若手ミニシンポジウム

<21世紀の分離化学をめざして>

座長 一色健司(09.00〜09.50)

[特別講演]テーラーメイド分子認識高分子への挑戦;モレキュラーインプリンティング法の可能性(広島市大情報科学)○竹内俊文

座長 長岡 勉(09.50〜11.05)

2F01 金属イオンの高選択的溶媒抽出系の設計について(京大化研・朝日大歯)○梅谷重夫・Le Thi HanhQuyen・佐々木隆之・鈴木みつ子・松井正和・鶴房繁和

2F02 鉛(II)イオンの高度分離を目的とするイオンレセプターの開発(佐賀大理工・テキサス工科大)○早下隆士・樟 健治・藤本 卓・樋口敬明・R.A.Bartsch

2F03 Os錯体を吸着固定した多孔性カーボン電極の表面層及び内部の構成評価(徳島大工・オークランド大)○宮田和久・J.B.Metson・西田純一・高橋伸治・森賀俊広・本仲純子・中林一朗

座長 山下 浩(11.05〜11.55)

[特別講演]レセブターシグナリングの分析化学的展開;脂質二分子膜界面を中心として(東大大理)○菅原正雄

座長 早下隆士(13.00〜13.50)

2F04 反応熱分解ガスクロマトグラフィーによる動物プランクトン1個体の脂質代謝の解析(名大工・名大理工総合セ・京大生態セ・海洋化学研)○石田康行・磯村真一・柘植 新・大谷 肇・関野 樹・中西正巳・紀本岳志

2F05 導電性ポリマーコロイドの陰イオン交換特性の評価(山口大工)○中尾秀信・冨田武路・長岡 勉・小倉興太郎

座長 大谷 肇(13.50〜14.40)

2F06 クロマト分離動態解析法の開発;ビデオイメージングによる動態解析(広島大医総合薬)○田村敦史・Maassomeh Khademizadeh・Saeid Razee・升島 努

2F07 キャピラリー電気泳動によるヒト・ゲノムDNAの変異・多型識別(神戸薬大)○馬場嘉信

座長 真鍋 敬(14.40〜15.30)

[特別講演]高性能分離分析法としてのキャピラリー電気泳動の現状と展望(姫路工大理)○大塚浩二

(15.30〜15.50)

若手ミニシンポジウムのまとめ(広島大理)藤原照文

  

○ 1996年9月 イーブニングシンポジウム   cf.  9月 第45年会(東北大・川内キャンパス)

「ぶんせき」 1996.6号

第45年会付設イーブニングシンポジウム

主催 日本分析化学会分析21世紀基金企画運営委員会

共催 第45年会実行委員会

本会第45年会に併設して標記シンポジウムを開催します。気さくな雰囲気での討論を行いたいと考えております。又,当日は軽食飲料を用意しておりますので,特に若い方や学生会員には奮ってご参加くださるようお願い致します。なお,最終的な内容については後日お知らせの予定です。

期日 9月18日(水)17時〜

会場 東北大学川内北キャンパス第45年会会場〔仙台市青葉区川内〕

プログラム

第1部「21世紀へ向けての科学の役割」(東北大総長)西澤潤一

第2部「21世紀−実りある化学の時代構築へ向けて」

1.準安定セルロース結晶はいかにつくられるか−合成化学からのアプローチ(東北大院工)正田晋一郎

2.海洋天然物化学と分析(東北大農)佐竹真幸

3.水和クラスターの振動分光−液体の水素結合ネットワーク構造の解明に向けて(東北大院理)江幡孝之

4.化学計測の高性能簡易化の戦略(東北大院工)四ツ柳隆夫

第3部「総合討論」

問合先 〒980-77 仙台市青葉区荒巻字青葉 東北大学大学院工学研究科応用化学専攻 日本分析化学会21世紀基金企画運営委員会 星野 仁〔電話:022-217-7222,FAX:022-217-7293〕,〒981 仙台市青葉区堤通雨宮町1-1 東北大学農学部応用生物化学科 赤坂和昭〔電話:022-717-8804,FAX:022-717-8806〕

 

「ぶんせき」 1996.9号

インホメーション

◆ 第45年会付設イーブニングシンポジウム

本誌6号に予告を掲載しましたが,分析21世紀基金企画運営委員会及ぴ第45年会実行委員会の主催で標記のシンポジウムを開催いたします。期日は第45年会開催前日の9月18日(水)17時〜20時,会場は東北大学川内キャンパス年会会場内ですので,年会会場の下見を兼ねてご参集いただけると幸いです。学生会員の皆様もぜひご参加ください。なお,当日軽食と飲み物を用意し,気さくな雰囲気で討論を行おうと考えています。

分析21世紀基金企画運営委員会の企画行事がスタートした1992年から本年で5年目を迎えます。この度の企画に関して,東北支部企画実行グループは,(a)研究理念に重心を移し将来構想を正面に据えたシンポジウムを開催すること,(b)参加者の分散を避ける意味から年会会期と開催期日をずらす,を基本方針として企画を開始しました。企画内容は,シンポジウム第一部として大所高所より21世紀の科学や技術の在り方,大学の使命,これからの科学と社会との相互作用など,特に若い世代が漠とした不透明感を持っているであろう諸問題に光を当てる講演を組み,第二部は,「21世紀−実りある化学の時代構築へ向けて」と題し,同じ化学でも異分野での研究者を中心に,その方たちの研究への取り組みと将来への展望を紹介していただくことにして,それを基に討論を行うという基本方針を決定しました。第一部の講演に関しては,西澤潤一東北大学総長に「21世紀ヘ向けての科学の役割」の演題でご講演いただくことになりました。また第二部の講演は,1.準安定セルロース結晶はいかにつくられるか−合成化学からのアプローチ:正田晋一郎(東北大院工),2.海洋天然物化学と分析:佐竹真幸(東北大農),3.水和クラスターの振動分光−液体の水素結合ネットワーク構造の解明に向けて:‐江幡孝之(東北大院理),の斯界をリードする三先生にお願いいたしました。さらに,分析化学サイドから四ツ柳隆夫第45年会実行委員長(東北大院工)より,「化学計測の高性能簡易化の戦略」のお話をいただくことにいたしました。

分析化学及び分析技術がほとんど全科学分野にとって基盤的重要性を持つが故に,この学問・技術傾城は常に外に開かれたものでなけれぱなりません。すなわち,分析化学者が社会から受ける要請を‘SpecialistからGeneralistヘ’と重心を移して考えたとき,本シンポジウムの意義が21世紀を担う若い研究者群の前に広がる世界の大きさに感動を呼び起こす点にあることをご理解いただきたく思います。

海外学会などでevening sessionやnight forumが開催されており,その場でのフランクな討論を経験された方々も多くおられるでしょう。本シンポジウムがそのような場を提供できるかどうかは私たち主催者側の責任が重大ですが,講演者の話を聞き放しにしない活発な議論がフロアーから寄せられることをも期待いたしております。分析化学会の論客の皆さん(老いも若きも),このシンポジウムに集い,化学と化学技術の将来像について議論いたしましょう。

問い合わせ先:東北大学大学院工学研究科応用化学専攻 星野 仁〔電話:022−217−7222,FAX:022−217−7293〕

[東北大学大学院工学研究科 星野 仁、東北大学農学部 赤坂和昭]

  

○ 1997年5月25日 若手ミニシンポジウム   cf.  5月24・25日 第58討論会(福岡大)

「ぶんせき」 1997.4号

若手ミニシンポジウム

ライフサイエンスを志向した分析化学

企画:「分析21世紀基金」企画運営委員会

[特別講演] 1)地球外有機物と生命の起源(横国大工)小林憲正

2)キャピラリー電気泳動によるヒト・ゲノムDNAの解析(徳島大薬)馬場嘉信

3)電気化学活性プローブを用いた遺伝子検出法の開発(九大工)竹中繁織

4)還元発色試薬による生体機能の計測(同仁化学)○喜納兼勇・石山宗孝

第1日(5月24日)

若手ミニシンポジウム ≪ライフサイエンスを志向した分析化学≫

(10.00〜10.10)

分析21世紀基金について(福岡大薬)石田淳一

座長 石田淳一(10.10〜11.00)

[特別講演]地球外有機物と生命の起源(横国大工)○小林憲正

座長 宮島徹(11.00〜11.50)

[特別講演]キャピラリー電気泳動によるヒト・ゲノムDNAの解析(徳島大薬)○馬場嘉信

座長 宇都正幸(13.00〜13.50)

1D01 プレカラムMicrobore HPLC蛍光検出法による脳微小透析中の生理活性アミン類の測定(福岡大薬・化学品検査協会・カロリンスカ研)○石田淳一・川野 研・吉武 尚・藤野 薫・Jan Kehr・山口政俊

1D02 有機アルカリ共存下での反応熱分解を利用する天然樹脂セラックのキャラクタリゼーション(名大工・名大理工総研・岐阜セラック)○石田康行・王 麗麗・柘植 新・大谷 肇・村田充良・中山俊裕

座長 竹原 公(13.50〜14.40)

[特別講演]電気化学活性プローブを用いた遺伝子検出法の開発(九大工)○竹中繁織

座長 大谷 肇(14.40〜15.30)

1D03 人工細胞膜におけるイオン透過性制御による化学センサー感応膜の開発(北見工大工)○宇都正幸・菅原孝満・西田法之・星 座・井上貞信

1D04 オリゴヌクレオチド修飾ビピリジン-金属錯体の集合体形成とその分析(九大工・九工大情報工)竹中繁織・○宇都義浩・船津洋介・高木 誠・近藤寛樹

座長 早下隆士(15.30〜16.20)

[特別講演]還元発色試薬による生体機能の計測(同仁化学)○喜納兼勇・石山宗孝

(16.20〜16.40)

シンポジウム総括(佐賀大理工)早下隆士

 

○ 1997年10月6日 年会付設シンポジウム   cf.  10月7-9日 第46年会(東大・駒場)

「ぶんせき」 1997.8号

日本分析化学会第46年会付設 「分析化学2001」シンポジウム

主催 「分析21世紀基金」企画運営委員会

共催 日本分析化学会第46年会実行委員会

期日 10月6日(月)12.00〜18.40

会場 東京大学教養学部(東京都目黒区駒場3-8-1,11号館1101番教室

プログラム

開会挨拶 藤浪眞紀(同企画運営委員会委員長)

1.放射光からの軟X線を利用した分析技術(東理大理)江坂文孝

2.大気圧下転換Heイオン収量法による固体試料のXAFS測定(阪大院理)原田 誠

3.反応熱分解を利用する高分子及び生体試料のキャラクタリゼーション(名大院工)石田康行

4.赤外外部反射分光法による有機超薄膜の分子配向の定量的解析法(神戸薬大)長谷川 健

5.元素の存在状態から水環境を探る(京大化研)長谷川 浩

6.極限の超短パルス光の発生とその応用(九大院工)河野弘幸

7.液膜系電位自励発振現象を利用する新しい計測法の開発(東薬大薬)荒井健介

8.界面活性剤ミセル-水溶性ポリマー混合水溶液の相分離に基づくタンパク質の抽出分離(北大院工)谷 博文

9.硫黄原子と窒素原子を有する新規人工イオノフォアの構築とその機能化(名工大)石川淳一

10.D-アミノ酸の微量分析法の確立及ぴラット脳内における分布と動態の解析(九大薬)浜瀬健司

11.水溶液内イオン会合反応;その反応性解明と分析化学的展開(岡山大理)高柳俊夫

12.ポリ酸錯体の分析化学的研究;ポリ酸錯体の生成機構解明に向けて(高知大理)上田忠治

総評 合志陽一・伊豆津公佑

閉会挨拶 原田 明(同企画運営委員会行事委員)

参加費 無料

懇親会 講演会終了後,東京大学駒場生協食堂グリスパにて開催予定。会費:2,000円

問合先 〒816 福岡県春日市春日公園6−1 九州大学大学院総合理工学研究科分子工学専攻 原田 明(E‐mail:harata@mol.kyushu-u.ac.jp,電話:092-583-7553,FAX:092−583−7557)

 

○ 1998年5月22日 討論会付設シンポジウム   cf.  5月23・24日 第59討論会(小樽商大)

「ぶんせき」 1997.12号

第59回分析化学討論会付設 「21世紀へ向けての新しい方法論(仮称)」 シンポジウム講演募集

主催 「分析21世紀基金」企画運営委員会

会期 1998年5月22日(金)14時より

会場 小樽商科大学大学会館[小樽市緑3-5-21,電話:0134-27-5412,交通:JR小樽駅下車,中央バス「小樽商大前」行き乗車,終点下車(約10分)]

趣旨 21世紀に中心となって活躍する若手研究者(自称も可)を対象として,21世紀へ向げた新しい方法論・分析化学の展開に関する話題提起を行って頂ける講演を募集します。講演内容は,ジャンルを問わず,既発表のものでもかまいません。自身が携わってきた研究を中心に,その意義・位置づけ,21世紀に向かって期待される展望などについて熱く語って頂ける講演を期待します。分析化学に関する幅広い分野からの応募をお願いします。

形式 ポスター発表(2時間程度)。発表に先立ち,0HP2枚でプレビューをお願いします。又,専門外の方,学生にもわかるように,その研究分野のバックグランドに関して半分程度,説明をお願いします。なお,本講演会場への入場は無料とし,会員外の方や討論会参加者以外の方も参加できるようにします。

講演申込方法 下記(1)から(6)を明記した講演申込書を下記までE-mail,又は郵送でお送りください。(1)講演題目,(2)分野(討論会の講演分類を参考にしてください),(3)講演者氏名(ふりがな),(4)所属,(5)連絡先(郵便番号,所在地),(6)電子メールアドレス,電話番号,FAX番号をご記入ください。なお,後日講演要旨の作成(A4版,2枚)をお願いします。

申込縮切日時 1月29日(木)

講演申込先 〒060 札幌市北区北10条西8丁目,北海道大学大学院理学研究科化学専攻 金 幸夫〔電話:011-706-2710(直通),FAX:011-746-2557,E-mail:hbkim@sci.hokudai.ac.jp〕

 

○ 1998年10月6日 若手シンポジウム   cf.  10月6-8日 第47年会(岐阜大・柳戸)

「ぶんせき」 1998.X号

  「未来の分析法、分析機器を構想しよう」

  講演公募8件、コメンテータ企業の方5名、70〜100名、13:00-17:50

  ベストプレゼンテーション賞

 

○ 1998年10月7日 Laboratory made software発表交流会

「ぶんせき」 1998.X号

 

○ 1999年5月15日 分析若手のためのシンポジウム   cf.  5月15・16日 第60討論会(弘前大)

「ぶんせき」 1999.X号

 

○ 1999年9月7日 若手シンポジウム分析若手のためのシンポジウム   cf.  9月8-10日 第48年会(甲南大・神戸)

「ぶんせき」 1999.X号

 

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