日本分析化学会東日本大震災関連情報サイト
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東日本大震災に際しての日本分析化学会の対応
−日本分析化学会会員の皆様へ− 去る3月11日に発生した東日本大震災により被災された多くの方々に心からお見舞い申し上げます。被災された東北支部および関東支部の会員の皆様への支援はもとより,未曾有の大災害からの日本社会の復興に貢献すべく,日本分析化学会としても取りうるあらゆる活動を行なってまいりたいと考えております。これに対応することを目的とし,常置委員会として危機管理委員会を新たに設置し,先ず震災対応ワーキンググループを4月15日の理事会において発足させました。今後,本学会ホームページ上でその活動を随時ご報告するとともに,会員の皆様へのお願いを発信してまいりますので,なにとぞご協力をお願い申し上げます。 2011年5月20日 日本分析化学会会長 中村 洋 |
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学会誌「ぶんせき」 緊急連載、「放射能・放射線を正しく理解する」
「ぶんせき」誌では、6号から緊急連載を開始しました。 9号では、「放射線の生物への影響」を掲載いたしましたので、ご覧ください。 8号では、「海洋の放射性物質の動態と計測」および「核実験監視用放射性核種観測網による大気中の人工放射性核種の測定」を掲載いたしましたので、ご覧ください。 7号では、「大気中浮遊粒子における放射性物質の γ 線計測によるモニタリング」および「土壌における放射性物質の動態と計測」を掲載いたしましたので、ご覧ください。 6号では、「放射能量・放射線量の数値をどのように見るか?」および「放射能および放射線をどのように測定するのか?」を掲載いたしましたので、ご覧ください。 |
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日本分析化学会震災対応ワーキンググループでは,東日本大震災に関連して2011年7月9日に第1回公開講演会「放射能・放射線を正しく理解する〜福島第一原子力発電所事故に関連して〜」を,日本地球化学会および日本放射化学会との共催で,また2011年9月16日に第2回公開講演会「放射性物質による土壌汚染とその除染活動および災害廃棄物処理の現状と課題」を開催いたしました。それぞれの講演会のプログラムを以下に示します。
各講演の要旨と使用された講演スライドの一部を,講師の先生方のご承諾を得てここに掲載させていただきましたのでご覧下さい。講演題目をクリックすると要旨および講演スライドを開くことができます。 第1回東日本大震災関連特別講演会 「放射能・放射線を正しく理解する〜福島第一原子力発電所事故に関連して〜」 [趣 旨] この度の福島第一原子力発電所の大事故に関連して社会にいろいろな情報が飛び交って 【講演プログラム】 13:00〜13:10 主催者挨拶および公開セミナー開催趣旨の説明 (埼玉大学大学院理工学研究科)渋川雅美 第一部 13:10〜13:40 「放射能と放射線の基礎知識」スライド、要旨 (日本原子力研究開発機構)永目諭一郎 13:40〜14:20 「放射線の人体への影響」要旨 (放射線医学総合研究所)田上恵子 14:20〜15:00 「福島第一原子力発電所事故の経緯と現状」スライド、要旨 (京都大学原子炉実験所)中島 健 15:00〜15:20 休憩 第二部 15:20〜16:00 「放射線モニタリングの実際」スライド、要旨 (日本原子力研究開発機構)山口恭弘 16:00〜16:40 「放射性物質モニタリングの取り組みと現況」スライド、要旨 (首都大学東京大学院理工学研究科)海老原 充 第2回東日本大震災関連特別講演会 「放射性物質による土壌汚染とその除染活動および災害廃棄物処理の現状と課題」 [趣 旨] 日本分析化学会震災対応ワーキンググループでは,東日本大震災に関連して7月9日に第1回 【講演プログラム】 13:00〜13:10 趣旨説明 (埼玉大学大学院理工学研究科)渋川雅美 13:10〜13:50 「福島県内の放射性物質による土壌汚染の実態〜福島土壌汚染計測プロジェクト報告」 (武蔵大学人文学部)薬袋 佳孝 13:50〜14:30 「福島県における放射性汚染物質の除染活動」スライド、要旨 (日本原子力研究開発機構)吉田 善行 14:30〜15:10 「震災による災害廃棄物処理の現状と課題」スライド、要旨 (国立環境研究所)大迫 政浩 |
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