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「分 析 化 学」 投 稿 規 定
(1974年6月施行,1993年3月,1994年12月,1997年6月,2003年12月,2006年9月一部改定)
- 投稿論文は,分析化学に関する報文,技術論文,ノート,アナリティカルレポート及び速報とし,新しい知見を含み,かつ,速報の詳報として発表する場合を除き未発表のもの,かつ他に発表予定のないものに限る.但し,編集委員会が認めた場合には,依頼あるいは投稿による総合論文,依頼による分析化学総説・テクノレポート・博士論文要録を掲載できるものとする.なお,編集委員会は,必要ならば上記の範ちゅうに属さない分析化学に関する学術情報の掲載欄を設けることができる.
- 投稿論文の種目は,以下のとおりに区分する (別表1).
- 報文とは,分析化学の基礎又は応用に重点を置いた論文で,独創性・新規性があり,かつ,価値ある事実あるいは結論を含むものをいう.
- 技術論文とは,分析技術に重点を置いた論文で,分析化学・分析技術の発展に寄与し,分析技術としての有用性を示す事実あるいは結論を含むものをいう.
- ノートとは,データが断片的であるが,分析化学に関する新しい知見を報告するものをいう.
- アナリティカルレポートとは,個人又は団体による分析に関するデータの報告で,分析化学及びその関連領域の発展に寄与するものをいう.
- 速報とは,特に速やかに発表すべき内容を含むものをいう.後に詳報を報告することができる.
- 総合論文とは,著者のある主題に関する研究業績を,これまでに公表した数編以上の論文の内容を中心にとりまとめて体系化し,新たに執筆されたものをいう.印刷物として既に公表された内容以外に最新の成果(未発表の成果を含む)を含むことが望ましい.その際,適切な引用により既発表成果と未発表成果の区別を判然とさせることが必要である.投稿の場合には,その主たる内容に関する既発表論文中に,本会論文誌(分析化学,Analytical Sciences) に掲載された論文を1報以上含むことが必要である.但し,編集委員会が認めた場合はこの限りではない.
- 分析化学総説・テクノレポート・博士論文要録については,編集委員会の依頼によるものとする.
- 投稿原稿には,第2項に記載の種目を明記すること.
- 投稿原稿は,日本語で書き,正1部及び副1部を提出し,その形式は別に定める「投稿の手引き」に従うこと.これに反する場合は原則として受け付けない.
- 原稿は,本会「分析化学」編集委員会あてに送付することとし,編集委員会到着の日を受付日とする.
- 原稿の採否は,編集委員会が決定する.編集委員会は,字句その他の加除修正を行い,あるいは著者にそれを要求することがある.
- 原稿の修正などのために,編集委員会から原稿を返却された場合は,1 か月以内に編集委員会に返送すること.これより遅れた場合は,新しい投稿として取り扱うことがある.
- 本誌に掲載された論文等についての著作権は,社団法人日本分析化学会に属する.
別表1 投 稿 論 文 の 各 種 目 分 類 の 目 安
論文種目 | 分析化学及び関連領域の発展に寄与する | 基礎的に新しい | 応用によって得られた結論に価値がある | 技術的に新しい | データが完備している | データが断片的である | データの報告に重点がある | 特に迅速に対応する必要がある | 投稿 | 最大原稿枚数の目安 |
報文 | ◯ |
◯ | |
◯ | |
| | 通常形式 |
1515> |
技術論文 | ◯ |
| |
◯ | ◯ |
| |
| 通常形式 | 15 |
ノート | ◯ |
◯ | |
◯ | |
| 通常形式 | 8 |
アナリティカルレポート | ◯ |
| |
| |
| ◯ |
| 通常形式 | 8 |
速報 | ◯ |
◯ | |
| |
◯ | 通常形式 | 15 |
総合論文 | ◯ |
著者のある主題に関する研究業績をとりまとめて体系化したも
の | 編集委員会の依頼による*1 | |
分析化学総説 | ◯ |
ある分野の研究動向を総合的,体系的に論じたもの |
編集委員会の依頼による | |
テクノレポート | ◯ |
標準物質に関する分析結果など,分析に関するデータの報告 |
編集委員会の依頼による | |
博士論文要録 | ◯ |
分析化学及びその関連分野に関する学位論文を簡
潔にまとめたもの | 編集委員会の依頼による | |
*1 通常の投稿も受け付ける.その場合,本会論文誌 (分析化学,Analytical Sciences)
に既報告の内容を含むこと.
「分析化学」編集委員会
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2
五反田サンハイツ304号